令和2年7月豪雨災害 球磨川氾濫・豪富被害御見舞申し上げます。
(ご案内)

平成版・名曲新百選選定中

五福公民館に場所を移して6年を数えます。熊本市立博物館で例会を行っていた時に活用してきた、大矢野百選。その77枚のレコードを毎月の例会「第2部」で順次、全てのレコードの両面からエントリーした、151曲に投票して下さい。令和の時代に人気の高い100曲を、零和に伝える昭和の名曲新百選とするプロジェクトです。
フェースブックへのメッセージ、コメントも歓迎です。ご要望曲を次回お聴きいただきます。

※新型コロナウイルスの関係で、公民館が8月中の全講座への部屋の貸し出しを中止しましたので、8月23日の開催予定でした例会は中止を8月6日に決定しました。9月27日に行うようできればよいのですが、例会の休止を継続します。再開・内容が決定したらフェースブック・ページで告知します。

2014年03月23日

あなたはピアニストですか。どこに向かってピアノを学んでいますか。

春のお彼岸だった21日金曜日は雨が降ったのは朝のうちで、午後には青空が覗いたり陽が挿すように次第に良い天気に向かいましたが、からっ風は冷たく風邪引きが、ぶり返さないか心配でした。
土曜日に小学校の桜を観察したら10から20の開花がありました。花冷えといいますが、寒い温かいを繰り返して季節は移り変わります。

音樂ブームも周期があります。2月末にクラウディオ・アバドが亡くなりましたが、ギーゼキングが興した新即物主義はアバドの“音楽は分り易く、それでいて聴者それぞれに楽しみを見つけられる”指揮で開花した感があります。
そこにはフルトヴェングラーからカラヤンを経由しての成果。現代の多くの指揮者は、その間にポジションしています。
ピアニストにはヴィルトォーゾタイプが目立ってきました。
クラシック音楽はアバドの死を区切りとして反則物主義に向かっています。

あなたはピアニストですか。
あなたはどう考えていますか。

ギーゼキングのピアノ藝術は、『新卽物性』運動の最も代表的な傾向を採るものである。彼は自らそのピアノ表現に就いて『ピアニストは楽曲の解釋に際し、作曲当時の様式に對する感覚を失ってはならぬが、現代の潑溂たる『若い力』と常に接觸してゆく事を忘れてはならぬ』原理に立っている。
要するにギーゼキングの秀れたピアノ奏法に於ける解釋表現の『新即物性』とは、謂わば原作への明徴性であって、夫れが偉大であればある程その音樂家の創造に對して無条件の『尊敬』に歸る事を意味する。この意味に於いて、ギーゼキングの『如何なる天才的解釋といえども、バッハ、モーツァルト、ベートーヴェン、シューバート等の前には子供のように唯々服従する外はない』との言葉は、洵に賞味すべき名言と謂うべきであろう。

***


日曜日配布用の後半2ページ完成。別冊の解説からの抜粋。戦前の解説書の文体を楽しめるように努力しました。句点が多かったのはWeb上での、わたしの文章様式に従っています。
蓄音器コンサート2014-3-23





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Posted by 武者がえし at 03:58│Comments(0)蓄音器コンサート
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