令和2年7月豪雨災害 球磨川氾濫・豪富被害御見舞申し上げます。
(ご案内)
フェースブックへのメッセージ、コメントも歓迎です。ご要望曲を次回お聴きいただきます。
- イベント名
- 第73回蓄音機を楽しむ会
- 期日
- 2020年9月27日
- 場所
- 五福公民館
- 住所
- 860-0041熊本県熊本市中央区細工町2丁目25
平成版・名曲新百選選定中
五福公民館に場所を移して6年を数えます。熊本市立博物館で例会を行っていた時に活用してきた、大矢野百選。その77枚のレコードを毎月の例会「第2部」で順次、全てのレコードの両面からエントリーした、151曲に投票して下さい。令和の時代に人気の高い100曲を、零和に伝える昭和の名曲新百選とするプロジェクトです。フェースブックへのメッセージ、コメントも歓迎です。ご要望曲を次回お聴きいただきます。
※新型コロナウイルスの関係で、公民館が8月中の全講座への部屋の貸し出しを中止しましたので、8月23日の開催予定でした例会は中止を8月6日に決定しました。9月27日に行うようできればよいのですが、例会の休止を継続します。再開・内容が決定したらフェースブック・ページで告知します。
2013年09月19日
美しいグレース・ケリーのファッショナブルな冒険
数年前に映画館で観た時には、はっと息を呑む映像だったのがDVDで観たり、テレビ放映のハイビジョンで観るとCGが作為的に感じられて興ざめすることがありませんか。
特撮はそうだと分かることで、過剰な恐怖感を感じることがないのもいいかと思います。
昭和29年には、暮れに東宝映画『ゴジラ』が公開されました。3月にビキニ島の核実験があって第五福竜丸事件は日本人にとって衝撃となったことでしょうが、アメリカも日本も新たなる世界への冒険に胸を熱くしていた時代だったでしょう。世界を旅行する番組が毎週放送されて視聴率が良かったのは、そう言う時代の象徴だったのではないかとも思います。
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特撮はそうだと分かることで、過剰な恐怖感を感じることがないのもいいかと思います。
傷を負った男の代わりに美女が犯人に挑む。
昭和29年には、暮れに東宝映画『ゴジラ』が公開されました。3月にビキニ島の核実験があって第五福竜丸事件は日本人にとって衝撃となったことでしょうが、アメリカも日本も新たなる世界への冒険に胸を熱くしていた時代だったでしょう。世界を旅行する番組が毎週放送されて視聴率が良かったのは、そう言う時代の象徴だったのではないかとも思います。
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2013年05月17日
蓄音器時代の映画 チャプリンのキッド
行方不明の子供を探しています。ちょび髭の男と一緒にいると思われます。心当たりがありましたらご一報ください、謝礼をお渡しします。
新聞に簡潔に掲載されていると、何故かちょび髭の男は悪人扱い。逃走中の風体に観られてしまうのも、気の毒ではある。
この映画を観る方に微笑みの時間を、そして一粒の涙も、多分。

女の罪は子供を生んだこと。慈善病院だろうか、赤ん坊を抱いた若い女が出てくる。罪というのは不倫の子供なのか、宗教上のことなのか。未婚の出産だったのだろう、身寄りがないので金持ちの家の前に止まっている車に赤ん坊をおいて立ち去る。この車が強盗の車だとは知らなかった。 続きを読む
新聞に簡潔に掲載されていると、何故かちょび髭の男は悪人扱い。逃走中の風体に観られてしまうのも、気の毒ではある。
この映画を観る方に微笑みの時間を、そして一粒の涙も、多分。

女の罪は子供を生んだこと。慈善病院だろうか、赤ん坊を抱いた若い女が出てくる。罪というのは不倫の子供なのか、宗教上のことなのか。未婚の出産だったのだろう、身寄りがないので金持ちの家の前に止まっている車に赤ん坊をおいて立ち去る。この車が強盗の車だとは知らなかった。 続きを読む
2013年03月29日
二十四の瞳 昭和29年、松竹映画
「先生、何もしてあげられないけど一緒に泣いてあげる。」

小豆島をバックにして、大石先生と子どもたちが一緒に並んでいる一枚の記念写真。
二十四の瞳の全員が、この場に勢揃い。自分たちの将来を夢見ていた頃の、
この一枚の写真が、大人になっても
みんなの心に焼き付いて、宝物になった。
戦争の荒波は、これからの彼らの運命を翻弄することになる。
鬼才木下恵介が撮った叙情性あふれた作品。反戦のメッセージを女教師と教え子のふれあいの中に描く、日本映画が誇る傑作である。脚本も木下恵介。主演、高峰秀子。笠智衆が男先生、その妻を浦辺粂子。大石先生の夫を天本英世。田村高廣も磯吉を演じて共演している。公開は1954(昭和29)年9月14日で、映画の中で歌われる「七つの子」やエンディングの「仰げば尊し」まで、郷愁感じる季節にはじんと胸に染みたことでしょう。卒業シーズンに見るのも相応しい告別、不在、再会を考えさせる一編。 続きを読む
2013年03月27日
お嬢さん乾杯!(昭和24年、松竹映画)
近代的感覚の明朗恋愛奇譚
鬼才木下恵介が描く、ほほ笑みとスピードの都会編。脚本は新藤兼人。主演、佐野周二、原節子。佐田啓二も共演している。公開は1949(昭和24)年3月9日で、卒業シーズンに見るのも相応しいさわやかな一編。古い映画だけど、現在のテレビや映画でヒューマンドラマという類を見るのとはジメッとした時代背景があるが、主人公それぞれの事情を現代風に置き換えることが出来るなら、十分に通用する。

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